2006年08月01日

★なんか違うんじゃないかなぁ

一見、重たそうな話ではありますが

Palm Report Hints at Uncertainty Over Next Gen OS
PalmInfocenter

Palmがリリースした年次レポートによると

Palmは依然としてかなりの数のPDA、スマートフォンでPalm OSに依存している。
PalmとPalm Sourceとのライセンス契約は2009年12月9日まで延長されている。
同時にPalm Sourceとは次世代PalmOSの共同開発契約も結んでいる。
しかしPalm Sourceは2006年以降のロイヤリティ軽減に影響を与える、
この共同開発契約に基づいた新規OS開発の具体的指標をタイムリーに提供できていない。

ということで、Palmは現在、現Palm OS(つまりPalm OS Garnet)の開発と販売の権利拡張を求めて、Palm Sourceと交渉をしている、という内容。

つまり、
Palmとしては出荷台数に応じたロイヤリティを払う必要があるPalm OS Garnetを2006年までに終わらせ、共同開発契約の枠組みでロイヤリティ負担の少ない次世代Palm OSに切り替えるつもりが、Palm Sourceがちっとも次世代Palm OSの開発に乗り気じゃないので、Palm OS Garnetのライセンス契約を2009年12月まで延長しなくちゃならなくなった。そうなると高いロイヤリティを払い続けなければならなくなるので、Palm OS Garnetの開発と販売の権利を拡大させてよ、という交渉をしているという状況。

という話をうけて、例えば
PalmはALP(Access Linux Platform)を使いたくないのではないか(現状と同じように出荷台数当たりのロイヤリティが必要になるから?)

とか

Palmが独自のPalm次世代OSの開発をしたいのではないか(開発の権利、という部分で。してる、という噂もある)。Palm SourceはALPにリソース集中していてその気がないので。

とか

憶測があるわけですね。

ま、何れにせよ、Palmは現状、引き続きPalm OS Garnetを使い続けるしかなく、かつ台数当たりのロイヤリティ支払いを維持しなければならないというジレンマに陥っているわけですね。

もともとHandspringsを買収する際に分離独立させたPalm Source。ここへきてそのPalm Sourceを再買収できなかったつけが回ってきたのかも。

一時はAccessの買収で盛り上がった感のあるPalm OSの動向ですが、その後もAccess Linux Platformの発表はあったものの、なかなか具体的計画の見えない状態(ま動きがあるのは速くても2007年頃って言ってましたからねぇ)。なおかつ携帯ハードメーカー各社連合によるLinuxベースの新たなプラットフォーム開発の枠組みが出てくるなど、決して明るくない状況。

もっとも一番問題だと思うのはユーザーの立場に立った考えが全くないこと。結局企業の論理、単なる収支計算の論理でうごめいているだけのように感じて仕方がないんですけど。ま、企業のアニュアルレポートだから、そういう内容になるのも当然だし、慈善事業じゃないから会社の利益を考えるのは当然だけど、単に会社売った、買った、儲かった、損した、なんていう論理で進められちゃ困るんだよなぁってね。誰が客だと思ってんだか。。。

ものすごーく自己中(そして日本人中心的)な言い方をすれば

 とっととまともなブラウザ出せよ
 日本語PalmOS復活させろよ
 日本でまともに使えるスマートフォンに搭載する努力してよ

だなぁ。

ALPでも何でもいいですよ。ある程度過去の資産が継承できるなら。みんなが欲しがっているのは絵に描いた餅じゃなくって、具体的な計画なんですよ。

ま、これが純粋なPDAなら話はもうちょっと簡単なんでしょうけど、携帯通信事業体の思惑も絡んできますからねぇ。。。話はますますややこしくなる。。。

posted by ryo-n at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | Palm | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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